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まだまだ混迷…経済の先行きの不透明感

このエントリー
http://alies224.blog31.fc2.com/blog-entry-15.html
http://alies224.blog31.fc2.com/blog-entry-17.html

からの続きです

 米国のサブプライムローン問題から始まった今回の金融危機ですが…
日本の株式市場はこの2週間ほどで日経平均株価にして3分の1が泡と消えました…


 もちろん株価下落は日本に限ったことではなく
米国も約4割
EU各国もほぼ同様
ロシアは約5割
中国・インドも約5割
この一年間で株価を下げています

この下落傾向はおそらく後数週間は続くのではないかと私個人は思いますが、10月中旬以降、少し下落幅は鈍化、もしくは一時的に上昇を伴いながら下落していくものと予想しています。


 そもそも、この問題の始まりは金融商品の証券化システムの考え方に大きな問題がある、と言うのが私個人の考え方なんですが、一部経済学者(日本国内の方ではなく、米国・英国の学者で警鐘を鳴らした方がいたそうですが、黙殺されたみたいです)も同様な考え方をされていたらしく、かなりの問題意識を持たれている方が結構いらっしゃるみたいです…



 これが金融のグローバル化だと言うのであれば、市場の調整能力は全く効かなくなるような気が私個人はしますし、また日本国内での経済状況にも多大な影響をもたらす事にもなるでしょう…竹中平蔵氏は一体この問題に対してどう責任を取るのか、はっきり言って一度お考えを公的な場所でお聞きしたいものです(((((^^;




 今回、信用保証の低下を引き起こした最大の原因は、各種債権と株式を組み合わせた証券化手法にあると見るのが妥当だと私個人は考えます…

従前、リスク回避手法は資本を出す側の資金力の中で、信用力と金利を(リスクの高いものは金利を高く・リスクの低いものは金利を安く)天秤にかけて運用すると言う事が常識として考えられていましたが、今現在の米国での考え方は「リスクが高いのか低いのか一見判別が付かないよう切り刻まれた債券が、信用格付けを高く見せかけて運用」され、「リスクが高いにもかかわらず信用力があり、高金利な債券」という矛盾した証券を資本家に提示して資金を運用させるという、ちょっと複雑ですが実は非常にリスキーな運用方法が基本的な考え方のようです。

当然、その証券・債券を資産として運用されることによって過大な利益を生み出しつつ、資金を他の国から注ぎこまさせてことさらに大きく運用する事で、更なる利益を生み出すという金融工学的考え方から成り立っていますので、当然各国に対して米国としては金融自由化や資金の吸い上げを積極的に行っていかなければ始めからうまく行かない事が予想された為に、各国に対してかなり強引な手法を盛り込みつつ世界中のあらゆる資産を米国に投入されるように誘導していった訳です。

また、米国の一つの大きな誤算としては、WTCビルへの航空機突入事件に端を発するテロとの戦いと位置づけた比較的大規模な戦争を開始してしまったために、その戦費をひねり出す為の国債発行と見せかけの好景気による国内税収の増収が必須になってしまい、それ以前に金融の自由化と称して金融債券の証券化規制を撤廃してしまった事を最大限利用するしかなかった事も大きな誤算であると個人的な感想としてはあります…
 ※注記 国内税収の増収を目的にしたところで、結局減税せざるを得なくなってしまった為に、結果さらに税収が不足して国債を大量に発行しているのは言うまでもありませんが(苦笑)

最終的には、金融市場関連企業と投資家だけでなく、各国上場企業や果ては国家レベルまでがこの資金運用術を直接活用したり間接的に利用したためかなり広い範囲に信用不安は広がってしまっていますし、一体この証券は安全か危険か?全く分からないといった状況による信用力の低下は全世界に広がってしまっているといっても過言ではないでしょう。

この信用力の低下は、金融市場関連の企業以外でも大きな影響が出てしまっていて、それが現在、世界中の株価大幅下落に繋がっていますし、株価下落によって生じる信用力の低下が、さらに企業経営を圧迫するというスパイラル構造へと発展している可能性も見え始めているので、当初予測されていた実体経済への影響の大きさを超えてさらに景気が悪化する可能性も高くなってきていると私個人は考えますが…それにしても日本政府の対応はかなりスローで且つ市場の要求には全く答えていないのでは、と言うのが私の率直な感想です。


 結局、米国株価下落による信用保証の低下によって引き起こされた今回のリーマンブラザース破綻・AIGへの米国政府公的資金注入・その後に引き起こされた株価の大幅下落によって、それまでの資産がここまでで半分になったのですが、これはひとえに米国経済への投資に似た投機ビジネスのシステムが引き起こしたといっても過言ではないでしょう。
 従って、今回の相場混乱は当然起こりうるべき事であったはずなのにも係わらず、それまで全く勘案されなかった事と、リスクマネージメントの考え方に大きな問題があったにも係わらずそれに全く目を向けなかった銀行・証券会社・金融市場そのものに責任がある事で、製造取引産業が(つまりは実体経済が)被害を被る事自体、全て金融市場一辺倒の経済実態に責任の所在があると考えます…

 しかしながら、大きな問題は全ての企業株式がこの金融システム(証券化システム)に組み込まれてリスクヘッジしてしまっている事が、今回の金融市場の大幅下落をかえって助長してしまっているという現象になると考えます…

この先、このような金融不安を生み出すような手法(金融工学的な考え方から来る証券・債券の証券化と寄せ集め・切り売りビジネス)は各国協調で規制されるべきと私個人は考えるのですが、はたしてその方向に向かうのかどうかはかなりの疑問です…
特に米国経済はこのような手法を使って約10年間に渡って景気浮揚させてきたわけですから、この先も同様な手法を使って景気浮揚させる国が出てきてもおかしくないと思いますし、またこの状態に日本も組み込まれているわけですから、中々そこから脱出するのは容易ではないと思われます…


本日(11月12日)の時点で予測できるのは、短期的に市場の混乱はすぐには収まらないでしょうし、中期的に見ると…ここから脱出できるのはかなり先の見通しになりそうなので、おそらく実体経済が混乱するのは避けられないでしょうし、景気見通しの先行きもかなり不透明感が強い状態が続くでしょう…

経済というのは、全く野放しにしてはいけない代物なのかも知れませんね…
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2008.10.12 Sun l 経済みたいなもの l COM(2) TB(1) l top ▲

コメント(^^)/

No.36
こんにちは。
んと、向こうでのコメが中途半端なコメで申し訳ないです。

私も現在の金融破綻は『そもそも商品として成り立たないものを商品化して売った』とこに問題があると思ってます。

その返済リスクを補うための証券化なんですが、そもそも証券化には保障がないわけで。「返済ありきのリスク補填」でないとダメなんですよね。サブプライムは「返済ありき」でないところが一番のポイントじゃないでしょうか。

ところで、向こうで「貸さなきゃ貸さないで…」の部分は、貸し渋りというよりは「低所得だから持ち家を諦めろと言えば、それはそれで何か言われる」という意味です。もちろん貸し渋りも含まれてるけど言われた経験者

金融って、何のためにお金を貸すのか、双方見失いがちです

…何書いてるんだか、訳わからんくなりました。ごめんなさい。
2008.10.13 Mon : name. 叶葉 : URL : - : 編集
No.37
叶葉さん(^^;
この問題の根幹は債券・株式の証券化を行う時の手法に大きな問題点を抱えているという点のみに絞られると思うのです…

実際、こういった問題が起きたときに貸し渋りだの貸し剥がしだの住宅ローン審査と担保のバランスだのと言っているのは日本だけで、欧米では一般貸出に対してリスク審査はしますが、担保割れしない程度の貸し出しはいまだに堅調に行われているのが実情ですが(困)

もっとも、担保価値がある債券なんて、欧米ではそれほど存在しないのが実情で、元々日本とは担保価値の概念が違いますから…欧米での住宅価格は土地の値段じゃないのね(苦笑)
元々サブプライムローンなんていう体系のローンは住宅価格が上昇しないとすぐに担保割れを起こすような商品ですから、借り手側が返せない事が前提の商品だった事が今回の問題の一番の根幹で、その債券を他の商品債券や株式ファンド等に組み込んで切り売りしたのが一番の悲劇だったのではないでしょうか…
2008.10.13 Mon : name. ありえす224 : URL : ztCZFfzI : 編集

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